[母]
どちらかといえば「なにも自分でできるようになるな」と言われて育てられたような気が。
母が認知症になったときこれ以上押さえつけられなくていいと思ったらほっとして気が楽になったし
介護に関するあれこれでずいぶん時間その他を奪われたけど精神的に楽になったことに比べたらなんでもなかった。
わたしを呪っていたのは母その人というよりはわたしの中に取り込まれて内在化された母なのだというふうに一応理解していたので
病んだ母はむしろただそこにいてなにかしら助けが必要な、知っているような知らないような近い他人として関わることができた。
わたしのなかの怒りは消えたわけじゃない。
内在化された母との喧嘩はまだときおり続いている。
亡くなってもうすぐ1年だけど。
この怒りを病んだ母にぶつけないまま乗り切ってわたしえらかったぞとは思ってる。
