ふと思い出したこと
小学校の体育の逆上がりの授業で、授業中にできるようにならずに強制的に放課後特訓をさせられるグループを、諸般の配慮から「がんばろうグループ」と呼びましょうということに教師主導で取り決められた。
すごくもやもやするネーミングだと思ったものの当時の自分にそれを説明する言葉はなく、仮に説明できたとしても教師に反論できるわけもなく。
だがまもなく、当のグループに入れられた子たちが半ば自虐で「がんばろうグループでーす」と連呼していたのが「ばんばろうブルース」(何)という謎の名称に変形され、さらに休み時間に「ばんばろぅぉぉぉぉぉ」というクールファイブだか森進一みたいな変なオリジナル曲をクラス中で合唱するという流行にすり替わった。
特段結束の固いクラスでもなかったのに、最後の一人が逆上がりをクリアして放課後の「がんばろうグループ」を卒業するまでそれは続いた。
もしかしたらわたしの感じていたもやもやと同じようなものを他の子も感じていて、いわばナンセンスの力で胸くそ悪い偽善に対抗していたのかもしれないと、今になってちょっと思う。
クールファイブというあたりに時代を感じていただければ幸いであります
quadratus (★)のことを語る
