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ひとりごとのことを語る

好きだけど高いからあまり行けない割烹の板前さんから郷里で採れたという蕗の薹と野蒜をいただいて、和食作るのは全く柄じゃないのでラム焼いたあとのフライパンでさっと炒めて食べることにした。
熱を通した瞬間に強烈な草の香りが充満して、草をかき分けると苦みが肉の脂に溶けて、
まったりと「おいし〜い」とかいうんじゃなく背筋を伸ばして生命力を食らう感じ。
いつか見たスコットランドの寒々した岸壁にしがみつくようにしてむしゃむしゃと草を食う羊の気持ちになった。