細々とした雑用が終わって、再び翻訳作業に取りかかる。
訳しながら、何となく英文翻訳のコツみたいなのが分かった。
ポイントは日本語の語彙の豊かさと懐の深さなのかもしれない。
英語を忠実に訳すと、修飾語と補語の意味が被るのだ。
あまりよい例えではないけれど「ストイックな仏教のモンク」を
「禁欲的な仏教僧」と訳すのは、正解だけれどもクドいのだ。
そもそも仏教僧という言葉が外国語っぽいし、
日本語では禁欲的でない僧は生臭坊主とか坊さんとか呼ぶのだ。
そんなわけでこの3つの英単語は修行僧という日本語一つで
置き換え可能である。と、まあどうでもいいことなんだけれども。
ぼくは語句レベルでなく、修飾が文節単位で絡まりまくった
英語を一つずつ解しながら、日本語に置き換えていく作業が好きだ。
お風呂掃除や台所のシンクを磨くように、
頑張ったら頑張っただけ、結果が見えるのが気持ちいい。
さて、そんなわけで今日はもう寝る準備します。
明日は人生で一つの山場だ。毎日がスペシャルなのかもしれないけれども。
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