気分が乗らないので、小澤征爾さんとサイトウ・キネンオーケストラの演奏によるブラームスの交響曲第二番と三番のアルバムを買ってしまった。
お前、最近音楽買いすぎだろうという批判は甘んじて受けますが、小澤征爾さんってラヴェル、ブラームス、ラフマニノフ辺りが好きなんだろうなと思う。ぼくの趣味ど真ん中です。特にラヴェルは素敵だよあなあ。わりに新し目の曲を指揮してるんだなあと(勿論古典作品も結構あります)。
そんなことはさておき一番、四番しか聴いたことのなかったブラームスの交響曲ですが、二番、三番も外れがない感じです。交響曲って、弦楽器と管楽器の編成なんだよなあと今更ながら実感しました。
そのくらいブラームスの交響曲は弦楽器と管楽器が入り混じった旋律が美しいのです。特に、三番の3楽章はこの旋律はこの曲だったのか!というものなんですが、小澤征爾さんとサイトウキネンオーケストラの皆さんの弦楽器は非常に艶っぽい。
「復活のセレナード」と名づけられたチャイコフスキーの弦楽セレナードを聞いた時にも似たようなことを思った。まあいくらサイトウキネンオーケストラであっても、あの曲はどこまで行っても勘定奉行のオービックじゃんって言われそうだけれども。偏屈でない人には一聴の価値ありです。
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