「ジャスト・イン・タイム」という曲はフランク・シナトラやエラ・フィッツジェラルドといった
そうそうたるジャズジャイアントたちがカバーしているんですが、ニーナ・シモンのバージョンは全然違う。
ニーナ・シモンさんの音楽はピアノがクラッシックの影響が感じられる音の組み立て方が多いし、
唄い方はソウルとかゴスペルっぽい響きを持っていて、すごくアフリカっぽい感じもする。
で結果的に、何だコレは!っていう感じの音楽になる。
エラ・フィッツジェラルドさんはエラ・フィッツジェラルドさんで好きな曲が沢山あるんですが、
「ジャスト・イン・タイム」という曲に関しては、深みも嘆きも喜びも渋みも段違いに凌駕している。
恐るべしニーナ・シモン。カカオ成分の多いチョコレートのような音楽かもしれないけれども。
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