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ひとりごとのことを語る

「人を裁こうとするな。人に裁かれたくなければ」。
おおよその人のイメージと違って、若き日のリンカーンは好戦的で、
人を嘲笑し、愚弄することが好きな弁護士だった。馬鹿にしたい人があれば、
グウの音もでないような文章を書いて、新聞へ投稿して、相手の名誉を傷つけた。
これが祟って、彼はより好戦的で、短気な相手との剣による果し合いを申し込まれることになる。
幸い友人の仲裁によって、その果し合いは回避されたのだけれども、以来リンカーンは嘲笑を避けたのだという。
大統領になっても、南北戦争の間も、彼は人を裁きたい(値踏みして、馬鹿にしたい)思いに
しばしば囚われたんだろうなと思う。
カーネギーの本にこんなエピソードが載っていて、最後にこう締めてあって印象に残ってる。
「神でさえ人が死んだ後にしか裁かない。我々にそうした(生前中に人を裁く)ことができるだろうか」と。