3日間なにもせずにタバコを吸って寝ようと決めたのですが、寝ていても辛いので、
そうだここは一つ村上春樹さんの新作を読もうと思って、『騎士団長殺し』上下巻を買って来ました。
いわゆる「古典」じゃない小説を読むのはかなり久しぶりだ。
小説自体も2年ぐらい前に読んだ横光利一の『春は馬車に乗って』以来だ。
Amazonでは散々な評価がついてたけれども、わりに一章を読んだ感想では、今まさに自分が欲してた小説っぽいです。
何ていうか、かつて自分を先へと進める原動力となる心の中の焚き木や拠り所を失ってしまった人の話だ。
妻から離婚を切り出され、家を出るという妻に対して、「ぼくのほうが家を出る」という主人公の行動に対して、
「分かるなあ」「いいなあ」と思いつつ、タバコをモクモク吸いながら、黙々読み進めていきます。
ひとりごとのことを語る
