id:happysweet55
自分(id:happysweet55)のことを語る

「地元のフリーペーパーで30〜40代の女性を狙った広告を打ってるんですが、
毎回キャッチフレーズに困ってるんですよ。ハッピーさんならなんて書きます?」
と行きつけのヘアサロンで、美容師さんに訊かれた。
「うーん、状況が分からないと、書けないですね。てか、ぼくならそんな広告は効かないから打ちません!!」
「意外と高いですもんねえ」
「そう。だから、たとえば新規顧客を増やしたいなら、一見さんのリピート率を見て、
通常の来店サイクルを過ぎてもこない
お客さんだけを狙って来て貰えるようなDMを打つ。
一般論として、お客様がリピートしない理由は分かりますか?」
「髪型が気に入らなかったから? サービスが良くなかったから?」
「それもあるかも知れません。でも理由は簡単なんです。
髪を切る時にただ都合が悪かった。もしくは存在を忘れられていた。ただそれだけなんです」
とかマーケティング的なことを話していたら、「このひと本当にプロのコピーライターなのかな?
書けないから、こんなこと難しいこと言ってるんだ!!」みたいな感じになってきたので、
パーマを当ててる時間に、メモ帳にコピーをいくつか書いて渡してあげた。
(1)職場の同僚にも、上司にも、「髪切った?」と訊かれないのは、寂しくありませんか。
(2)ヘアスタイルが決められないことを謝る必要はありません。
(3)20代の雑誌モデルの切り抜きをお持ち頂いても、いいんですよ。
(4)妄想と現実の差をおフィクス致します。
(5)この夏、どんな自分になっていく。
キャッチはコントのフリみたいなものなので、オチのほうが本当は大事で、かなり悩んだあとに、
「ヘアスタイルはライフスタイルを選ぶことだから。」という言葉を全部にくっつけた。
そしてメモの表にはびっしり理屈を書いて、戻って来た彼女に説明した。
「うわーやっぱり才能なんですね、こういうの!! すごい」と褒められた。
「いえ、訓練と技術の問題です。あなたが上手に髪を切れるのと同じですよ」とぼくは答えた。
「ぼくは飛行機の中で新製品のキャンペーンや広告の打ち方にに悩んで調子の悪くなった
宣伝部長なら助けられるかもしれません。飛行機を降りる時にはきっと彼は希望に燃える人になっているはず」
「カッコいい、プロですね」
「美容師さんと同じくらいにね。いつもいい髪型にしてくれてありがとう!!」
そう、ぼくは、いつでも、どこでも、どんなものでも、繰り返し再現性よく、
そんなに悪くないコピーが書ける。
書けるようになったんだ。
そういう技術を、ぼくはつくり出して、身につけた。
沢山の山を登り、沢山の谷を渡って。
凍りつく冬の街に放り出されたり、真夏の大きな海を一日中眺めたりしてね。