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自分(id:happysweet55)のことを語る

記憶を辿って、ぼくは子供の頃によく来ていた海水浴場を探しに来た。
川沿いで、お寺のお墓の裏手側にある猫の額くらいのとても小さな海水浴場だ。
夏の早い頃は防波堤に登ると、
道の色が黒から白に変わった。
何百、何千ものフナムシが一斉に移動するのだ。ちょうどとなりのトトロのまっくろクロスケのように。
沖にはタンカーが浮かび、さらにその向こうには鈴鹿山脈が微かに見えた。
骨のように白く尖った貝殻、打ち寄せられた昆布、花火のゴミ、プラスチック容器。
強烈な潮の匂い。
「海は黒いものなんだ」と小さな頃のぼくは信じて疑わなかった。そのくらい80年代前半の海は汚かったのだ。