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自分(id:happysweet55)のことを語る

海水浴場は思っていたより簡単に見つかった。
海岸道路のすぐ脇まで海が迫っていた。所々切れる防波堤から、海の様子を眺めながら、
この辺だろうと、目星をつけた先に、その海水浴場があった。
記憶よりも、その浜辺はさらに小さかった。本当によくこんなところで泳いでいたなと思えるくらい。
白く巨大なホテルがあると思っていた建物は潮風に吹かれるマンションだった。
そこには誰もいなかった。
猫の額ほどの砂浜には白く干からびた貝殻に混じって、死んだイカが打ち上げられていた。
微かに腐臭の混じった懐かしい潮の匂いがした。
岸壁には小さなフナムシの群れが動かずに甲羅を干していた。そこがぼくの記憶の海であり、祖父が愛した海だった。