週末、海べりの町にある小さな映画館まで車で五時間かけて行った。
なんとも懐かしい昔ながらの普通の映画館がまだあった。
がらんどうとした小さなガラスのシューケース、チケットをもぎる映画好きそうなスタッフ、
古ぼけたビニールのソファ、色のはげた緑色のロビー。
20年くらい前までは結構街中にそういう映画館が沢山あったのだった。
一体、そういう映画館はいまどのくらい残ってるんだろう?とふと思った。
ぼくはそんな映画館で20年くらいかけて完結を迎えた
『ビフォア•ミッドナイト』という特別思い入れのあるシリーズ映画を観た。
ジュリー•デルピーもイーサン•ホークスも、まだまだ若々しかったけど、
30代半ばから40代半ばの体つきになってた。そうだもんな、前作から約10年だもんなと感慨深く思った。
永遠に変わらない愛なんてあるのだろうか?というのがこのシリーズのテーマで
結論は人それぞれなんだろうけど、ぼくは「ある」と思いたい人だ。
そのためにボロボロになったとしても、その愛がはたから見て、全く美しいものじゃなくなったとしても、
ぼくは続けることに意味があると思うんだけど、どうだろう?
どうでもいいけれども、ぼくはこのシリーズに出てくる主人公二人のブラックユーモアに満ちたセリフの応酬が好きで
深刻なシーンでも一人で笑ってたんだけど、後ろに座ってた中年夫妻はくすりともしなかった。
おそらくだけど、ぼくらは全く違った映画を観てのかもしれない。
自分(id:happysweet55)のことを語る
