ふと車の中で聴いていたFMラジオで不思議系な若い女性が話してた。
相づちが「わたしアーティスト」という感じで、そうそう、こういう感じの子いるいるな、
なんていうか世界が自分中心に回ってるって勘違いしてる系とか思いながら聞いてると、
彼女はとある美術館の絵画修復員であることが分かった。
単純作業が好きなんですと彼女はいう(ふーん)。
職人的な技で仕事ができる人とかめっちゃ尊敬します(そういう仕事は機械に任される時代だよ)。
今したいこと?引越しですかね、一階に住んでるんですが、大雨とか怖いんですよ(やれやれ)。
最後にDJがこれからも一生なくしたくないものは?と訊いた。
お陰様ですかねと彼女は答える(一体どこの新興宗教だよ)。
父と母が私を産んだのも、いいこともやなこともぜんぶお陰様で、何かの縁なんです。
だからそういう縁を私は大事にしていきたいなあ(どうぞ‼︎)
とそこで番組が終わった。嫌な気分だった(絶対にこの番組のスポンサーは宗教系団体に違いない)。
自分が理屈っぽい人なのは認めるけれども、そうじゃないんだと誰かに言って欲しかった。
笑って聞き流すけど、夢は頑張れば叶うとか、希望は諦めない限り叶うものだとかありきたりの言葉を。
けれども、ぼくはもうそういうものを信じるにはもう歳を取りすぎてた。なるほど、確かに彼女は正しい。
宗教が絡んでる絡んでいないに関わらず、だいたいの人の幸福っていうのは人が運んできて、
人にもたらすものなのだ。自分を大事にするように、人もおそらく何かを抱えてて、大事にしたいのだ。
自分を大事にしたいからって、仲間を蔑ろにする奴に幸福な人生は待っているだろうか?
待っていないね。でもそうじゃなくても待っているとは限らないのだ(希望なんてそんなもんだろう。いいから歩け)
やれやれ。そして泥濘を歩くように人生は続く。途中で死んでも後悔しないように、くだらない冗談を飛ばしながら。
自分(id:happysweet55)のことを語る
