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けれども、よく耳を澄ますと、その基本には確かにジャズがあって、
しかもシンセギターとかで(この音は慣れてないと全くどんな楽器だとか分からないんですが)、
超絶的に美しいメロディとアレンジ、テックニックで、郊外にあるスーパーの駐車場的なものを描いてるのです。
なんと言うかアメリカの郊外の道を自動車で走ってて、窓から見える風景を、
よく言えば現代のエドワード•ホッパー的なアメリカの孤独や初期のピカソ的な幸せを、
時にはスペインの印象派のリャドみたいな鮮やかさで、時にはミレーみたいな素朴さで、
時にはゴーギャンみたいな鮮烈さで思うがままに表現してる。そして、いつも車は走っているのだ。
その車は誰にも追いつけないんだけれども、少なくとも聴いてる間は乗ることができる。
ぼくは彼の音楽が好きだ。片岡義男的って言われそうだけど、否定しない。
恐らくぼくは、アメリカを自動車で旅行するのであれば、今から20年以上前の風景を探してしまうんだろう。
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