プッチーニの『ミサ•ディ•グロリエ』を聴く。
ヨーロッパでは12月になると、色んなところでクリスマスコンサートが
開かれていて、古い教会の中で、コンサートを聴くことができるんです
が、すごく寒かったことをふと思い出す。何しろ−10度とかになる晩に、
暖房の殆どきいてない広い教会で演奏やるんだからね。ダウンジャケッ
トとか着てたけど、みんな白い息を吐きながら演奏に耳を傾けてたこと
を思い出す。どうでもいいことなんだけれども、いいことよりもその時
に悲惨で大変だったことのほうが、素敵なことのように思い出せるよね。
この曲を聴くと、ぼくはプラハのチャールズ橋を思い出す。橋の欄干に
は沢山の聖像がそびえ立ち、その下では凍てついた氷の上に新聞紙を敷
き膝まづいた物乞いが地面に頭をつけて、施しを請っていた。その橋の
下を流れるモルダウ河の水量はなかなか多くて、夜になると、プラハ中
を覆うような霧を吐き出していた。恐らく今もその頃と全く変わらない
風景が繰り広げられてるんだろう。沢山の水が橋の下を流れたけれども。
自分(id:happysweet55)のことを語る
