いろいろ悩みを抱えてる妹と話してて、
「世の中には、自分から謝ることをしない人が、想像以上にいる」
という点で意見が一致した。何かにつれ、ぼくらの家族はいつも何かに
ペコペコ謝ってばかりいたし、ぼくも妹も「ごめんなさい」や「すいま
せん」が口ぐせで、人にはできる限り誠実でありたいってところで、
骨の髄まで、この言葉が染み込んでて、すぐ人に謝る傾向があるんだ
けれども、こういうのはむしろ逆効果な場合があるよな、と。一体、
ぼくらはどんな風に人に接するのがいいのかとふと考え込んでしまった。
国家レベルで見ると、韓国に対して、あることないことまで認めて、
常に「ごめんなさい」と謝り続けて、関係を保ってきた感じに似てる。
おそらく、こういう相手ってのは何を言っても相手の意見や態度を変え
るってことはできないんだろう。相手の正義や言い分もあるだろうし。
やれやれとかぼくらは思ってたんだけれども、そんな不穏な空気を見て
か、親父が借りてきたのは阿部サダヲと宮藤官九郎の『土下座の王様』
だった。もはやギャグでしかないんだけど、「これくらいプライドが
高くて、自分に尊厳を持ってて、謝らない人ってのはすごく滑稽だぞ。
自分への誇りは、羽根のように、軽く持つべし」みたいな父親なりの
忠告だったんだろう。よし、ぼくら家族は気持ちよく謝り続けるぞ。
「すいません」「ごめんなさい」が、やはりぼくら家族の旗印なのだ。
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