先月末に、国立奈良博物館の「白鳳展」を見に奈良へ行ってきた。
ぼくは結構古代日本が好きで、7、8回奈良に行ってるんだけれども、
毎回どこか奈良を舐めてたり、奈良の本質は江戸時代や鎌倉時代に修復された市内ではなくて
郊外にあるとかマニアックなところがあって、奈良市内は全然回ってなかった。
で「白鳳展」自体は、そんなに面白いもんじゃなかったのですが、
東大寺の前にある興福寺の運慶•快慶コレクションとかが面白かった。
「ぶっ壊された仏像」とかが残っているのだ。
もう殆ど忘れられた過去になるんですが、日本では明治時代に「毀仏毀釈運動」という運動があって、
わりに色んなところで、お寺さんや仏像がめちゃくちゃ壊されまくってたのだ
(その前にも戦国時代にはキリシタン大名が、江戸時代には水戸黄門がぶっ壊しまくってるので、
大分、茨木、伊勢、鹿児島にはお寺さんが少ないと言われてる)。
で、興福寺には7メートルくらいの千手観音像とかがあったわけですが(写真が撮れなくて残念)、
こういう本気でバケモノみたいにデカくて、ヤバそうなオーラを出してる仏像を壊そうと
意気込んでお寺さんにやってきた明治に人らってどんな気持ちだったんだろうなと想像したらすごく楽しかった。
運動は激しかったけれど、大仏をはじめ壊せなかった仏像も多くあるのだ。
(古い仏像は木造ではなく、鋳造が多いので処理に困ったのもあるかもしれない)
ってな感じで、歴史って案外年表に載ってる重大事件よりも「忘れられた出来事」のほうが断然面白い。
歴史ラバーには「それ以外の奈良」ってすごくすごく楽しい場所だと思うのだ。

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