京都の木屋町か先斗町でいいバーを探して、結構経つ。
馴染みのバーが潰れてから、もう5年くらい経っていて、
京都へ行った時にたまに立ち寄るんだけれども、
カウンターに腰かけて飲むことがない。
いろいろ探すんだけれど、まあいいやとホテルへ帰ってしまう。
ぼくはマスターと楽しく話しながら、カウンターでお酒を飲みたい人だ。
BGMは初期のディープパープルやシカゴみたいな土臭い70sのロック、
もしくはジェイムズ・テイラー、キャロル・キングでもいい。
冬にはザ・シティの「スノウ・クイーン」とかがかかっているのだ。
もしくはレッド・ガーランドとかセロニアス・モンクみたいな静かなジャズ。
マイルズ・デイビスの『クールの誕生』でもいいし、『カインド・オブ・ブルー』でもいい。
音楽はバー選定にとって重要な要素だ。いい音楽を知っている人ならば、
お店の造りや照明も心地いい感じになってるはず。
で、飲むなら、冷えた生ビールかスコッチウィスキーだ。
最近はバーボンも気になる。ダブルのロックで頼むのだ。
エビかムール貝のアヒージョみたいなつまみがあればなおよし。
お腹が空いたら、マルゲリータかイカスミスパゲティができるお店がいいな。
と、そんな観点で探すんだけれど、なかなか見つからない。なんというか、
バー自体が80sとか90sみたいなつくりのほうが繁盛している気がする。
そんなわけで一軒でも、自分の気に入ったお店を持ってる人はかなりリッチだ。
バーとは、もう一つの家なのだ。寛げなければ、意味がないのだ。
そして、そういうお店を見つけて、飲むことで男は男を上げるのだ。
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