仕事のこと
以前オイル使いの整体師さんに施術してもらっていたが、その先生の予約が取りにくいということで来店されたあるお客さんがいる。
ちょっとほかのお客さんからは聞いたことないような場所に痛みを感じていて、いくつか医者にもかかったが検査で異常ないと言われているとのこと。
それで、オイルの先生もアレコレと考えて施術してくれていたようだが、どうも結構痛みを生じる施術内容だったらしい。
うちに来た当初はオイルの先生を信頼していたため、私にもそのような施術をして欲しいと訴えていたが、「それは恐らく特殊な技術を要するので、私は私のやり方でなければお怪我をさせてはいけませんので」と断り、できる範囲で施術をしていた。
その上で、大きな病院で診てもらってくださいとお願いしていた。
「でも、オイルの先生がこうするのがいいとおっしゃるし、病院も何軒も行ったので」と言うので、他所の先生のことを悪く言うつもりはないが「所詮私たち整体師は医療の専門家ではありません。専門医がこうしなさいと言ってくれれば従いますが、オイルの先生のやり方を私が真似るわけにはいかないんです。オイルの先生も、私のやり方を真似してくれと言われてもされないと思います。もし、なにか重大な病気が隠れていて、悪化させるようなことになってはいけないと申し上げているんですよ」と強めに言い、やっと総合病院を受診してくれた。
結果待ちという段階で一度来店されたがその後ぱったり来なくなったので、なにか分かって治療を受けられているのかな、と思っていた。
そのお客さんが今日、久しぶりに来店された。
ずいぶんたくさんの医者が集まりいろいろと検査してくれたが、異常は見つからなかったそうだ。
しかし、痛みへのアプローチ法として、オイルの先生のやり方が危険であり、私のやり方で楽になっているようなので、それを続けるしかないだろうと言われたそうだ。
その上で、更に注意すべき点を指導してもらったと言うので、それを聞きながら施術内容を決めていった。
まあ、それまでの話の内容でオイルの先生がどういうものを想定してどういうつもりでやっていたのかはなんとなく想像がつく。
この話は、私とオイルの先生の立場が逆だった可能性もある。
身が引き締まる思いがした。
