ここ数日、大学の講義ノートを読み返して思ったのは、基本を知らない学生が増えてないかという大きなお世話。
今でこそ材料工学科という名前だが、以前は金属工学科だった。もっと昔は冶金学科と言った。
冶金は経験則、理論的にしたのが金属工学、金属以外の素材を扱うようになり材料工学。
はじめは各材料について学ぶ。軽金属材料、非鉄金属材料、鉄鋼材料、有機・高分子材料、セラミックス。機能材料と構造材料。
材料試験法、材料力学、設計製図、溶接工学。
表面分析、計算材料、電気化学、物理化学、分析化学、分析化学実験。
ここまでが2年生までにやる専門科目の内容。他に力学、電磁気学、熱力学、数学いろいろ。あと人文科学科目で外国語などなど。
3年生で材料工学実験と材料加工、粉体成型、材料選定論。
4年生は卒論と自分の研究室の先生の講義。
先生も世代交代していく。若い先生は新しいことを教えてくれる。
…が、最初に書いたような金属工学の基礎を教える先生がいない。
顕微鏡写真を見て、鉄鋼材料を判別することが今の3年生にできるか。
各材料と適切な溶接方法を結びつけられるか。
金属の融点と電位は?
そういうの知らないと会社に入って恥をかく、もしくは現場のベテランおじさんに怒鳴り飛ばされる。
いや、そもそも会社に入れないかも。
と、遊具落下事故を見て思いました。
材料選定、溶接、表面処理、材料力学があの蓮沼の事故に詰まってる。
