世界初の子宮移植女性が妊娠、トルコ
ＡＦＰ＝時事 4月13日(土)8時22分配信
死亡したドナー（臓器提供者）から摘出された子宮の移植手術を世界で初めて受けた女性が、胚移植により妊娠したことが分かった。担当医らが12日、発表した。
　担当医のムスタファ・ウナル（Mustafa Unal）医師によると、デルヤ・セルト（Derya Sert）さん（22）はトルコ南部アンタリヤ（Antalya）県のアクデニズ大学病院（Akdeniz University Hospital）で体外受精した胚の移植を受け、初期検査の結果、妊娠2週間を迎えつつあることが判明した。「今のところ経過は順調」という。
　世界で5000人に1人いるとされる生まれつき子宮がない女性のセルトさんは、2011年8月に同病院で死亡したドナーから摘出された子宮の移植手術を受けた。子宮移植手術の成功は世界初で、セルトさんは当時「医療の奇跡」と呼ばれた。不妊に悩む世界中の女性たちにとって、セルトさん妊娠のニュースは新たな希望の光となる。
　医師団は胚移植の前に、移植された子宮が正常に機能していることを確認するために、18か月間経過を観察した。月経が始まったことから、子宮がうまく機能していることが分かったという。
　子宮移植を受けたのはセルトさんが世界で2例目。1例目は2000年、サウジアラビアで生きたドナーからの移植だったが、手術から99日後に重度の血液凝固が起き、子宮の摘出を余儀なくされた。セルトさんは、合併症や拒絶反応のリスクを避けるため、帝王切開により出産し、産後数か月で子宮は摘出されることになっている。【翻訳編集】 AFPBB News

日本ではやってくれなさそうだけど、不妊治療のあり方に一石も二石も投じそうなニュースではある。
帝王切開で出産って、ふつうの臨月まで持たせるんですかね？それとも8ヶ月あたりで産んじゃうのかしら。
・子宮そのものはなくても生命の維持には影響しない
・子宮の役割は胎児の保護育成
・妊娠の可否は子宮の状態だけでなく卵巣機能にも依存する

・出産後はふたたび子宮のない体になる←ここが物議をかもしそう。