[けんきゅーへのみれん]
私は物質系専攻だったのですが。
入社した会社では、学生時代にたしなんでいたモノと同じ研究室に配属されました(希望ではない)。
周囲からは「うらやましい」「学生時代のことが活かせていいね」「期待されてるってことだよ」と言われました。
少々の基礎知識があったことでどんな本を調べればいいかとか、そういうアドバンテージはあったと思います。
が、修士の研究練習と企業研究者に求められることなんて全然違いました。
大学院生の報告会では、予想通りの結果でなくても、「こういう結果になりました。次はこうします」でOK。
でも会社では期待してる、出るはずの成果が出なければ責められる。
もちろんこまかく書けないですけど、私の作るサンプルの素材はそれ自体が失敗作でした。
失敗作のつづきに上手く作れと言われても、原理的にできるわけないです(と思う)。
かつての担当者のレポートもみましたが、ありえないやり方で実験していました。
でも新入りがその業界では有名な上司に文句いえるわけもなく。
部内の若手からは「あれは無理。はちがかわいそう」とささやかれる一方で
そのほかからは「はちさんは優秀なんだね。好きなこともできるし期待されてるし、よかったね」といわれる。
このギャップがつらかったー
エンジニアでは仕方ないかもしれないけど部内に女性ひとりでセクハラまがいのことがなかったわけでもなく。
田んぼの中の会社と社宅で、愚痴をいえる相手もつくれなかった私が追い込まれるまでたった半年でした。
あのとき踏ん張って勉強したら、実験方法の確立をテーマに論文1本書けたと思います。
物質系から他の系統への展開を広げることができたかもしれないと思うと、すごく研究生活に未練がある。
