『オオカミの護符』という、川崎あたりのオオカミ信仰に関する話の本を読んでいるんだが、どうもこう、ちょっと期待していた方向性ではない感じの語り口で読み進めるのがおっくうになってきている。
民俗風習を記録に残すことを目的としたドキュメンタリー映像用の取材を元にしているようなのでまあそういうものなのかもしれないとも思うが、著者の感想やら感動やらが押し出されてきてあまり共感できず、せっかく色々調べてるのにその由来を神秘主義的感想とか高度経済成長期を生きそれらを蔑ろにしてきた贖罪的感想とかでまとめられると「お、おう……」ってなる。
あと、この人の狛犬の認識が、まあマシな方だと思うが、「「獅子型」の狛犬」とか「「狼型」の狛犬」とかそれはもうわざわざ狼型とか言わずにオオカミの像でいんじゃねえのとか、あと守護獣と眷属とご神体の区別が曖昧でなんかモヤッとする。
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