[よくわからない]
ケータイの未送信メールフォルダに入ってた文句その二。
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タイトル:恐怖電車の終太郎
本文:
地下鉄に乗っていた終太郎(仮)は驚いた。電車が大手町を出発した直後だった。
既に扉はしまり、微速前進を始めていた。座席横の手摺に寄りかかりながら終太郎(仮)は『不思議の国のアリス』を読んでいた。この荒唐無稽な物語は終盤を迎え、証人としてのアリスは巨大化し現実へと帰るところだった。
不意に、車窓に影が横切るのを終太郎は目の端で捉えた。修太郎にはそれが白兎だと直感されたがそれを現実に目にしたのか、それとも幻覚か、さもなくば現実に目にした幻覚かはその時彼にはわからなかった。またわかる必要もなく、それを見たというのであれば現実だろうと幻覚だろうと彼にはどうでもよかった。彼は今まさに物語の終焉に訪れる感動を味わい、一個の走馬灯が頭の中に生成される瞬間を楽しんでいた。それは初めから始めず最後まで行かずとも然るべき所で延々繰り返すことができ、いつでもどこでも物語の全体でも細部でも楽しめるようになる便利なものだった。
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オチまで書かずに放置してたらしい。どうするつもりだったのか、何がしたかったのか、今となっては……。
