【ぼやく】
もう5年前くらいになるだろうか、そのころ僕はもっさりした3流私大の理系ボンクラ院生で女子の香りに飢えていて研究室の学部生にも期待できない状態だったので、出会いを求めて英会話教室に通うも、予想に反して同じような志の男ばかりが集う、うわべだけは愉快だがその実陰惨な習い事をしていた。
しばらく我慢して通うと、講師がカナダから来た金髪のお姉ちゃんになった。
そこで僕はなにやら性格を非難された。
「あなたは暗い。英語を話したいならその性格を何とかしなさい」「無理にでも明るく振舞え」「声が小さい、というかしゃべり方が暗い。欧米にはそんな人いない」
なんでお前んとこの言葉覚えるだけなのに性格変えなきゃならないんだよ。そもそもなんでそんな欧米人絶対正しいみたいなことを言えるのか、と当時は思った。
なんだか、未開の地にやってきた宣教師みたいな。だめなオリエンタリズムというような。
と、昨日英語が堪能っぽい雰囲気の日本人と話をしていて久々にこんな気分になった。別に日本人訛りでもいいじゃないか。日本人なんだから。
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