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残業(トナカイ)のことを語る

「ルパン三世」昨晩完了。
何が起こるかあらましが分かっているためか、1年かけてお祓いをし続けてきたためか、あるいは最近Zアイラn(ryを観たためなのか、結構楽しめました。
学生時代に苦手だった奴が、同窓会で会ったら思ったより有害ではなかった感。

一番大きかったのはリップシンク問題の解決。非アフレコ版を見ると、全セリフのおよそ70%が英語なんですよ。
日本語吹替版では、外国人俳優のセリフはスムーズなのに、主要キャストのリップシンクは全く噛み合わないという異常事態が発生します。「アナと雪の女王」の「Let it go」は、サビの部分で口の開き方の違和感を減らすために日本語歌詞が「ありのーままのー」になったそうだけど、そうした細かい工夫がいかに大切かがわかる。
非アフレコ版では、各キャストの英語がかなり上手いと思いました。むしろ英語の方が余計なモノマネがなくて助かった。とくに浅野、あんただ。

リップシンク問題の解決に伴って浮上した新たな問題が、何語で会話するの問題。
英語で話すシーンと日本語で話すシーンの振り分けになんの必然性もなかった。おそらくは、日本語ができないキャストが加わる会話シーンは英語、という感じかと思うんだけど、それは物語上全く関係ない。まあ物語上の必然性とかいう程度ならさほど問題はないんだけど、ひとり困った人物が登場します。
韓国人俳優のキム・ジュンさん扮するピエール。この方はルパン一味のシステム担当という感じで、今ひとつ役割がはっきりしないが、下調べしたデータや敵施設のセキュリティの説明、ギャグを言ってるシーンもあったりして思いのほか長いセリフが多い。英語は堪能で、日本語もまあまあ上手いが、長めの解説セリフを日本語で、となると正直厳しい。伝わらなくもないが、んん?って聞き返したくなる。で、この人物は日本語吹替版だと声優の吹替が入るが、非アフレコ版だとご本人の日本語で字幕も出ないのです。説明セリフなのに。全編英語でよかったのではないか。

以上どれ一つとってもまともなバージョンがないあたり、さすがは俺たちの綾野剛といった感じでほっこりします。

以下、その他雑感。
・小栗ルパン→(・∀・)イイ!! 別の監督とならルパン三世続けてもいいと思う。
・綾野五ェ門→(・∀・)イイ!! 怪演。本作の救いの神。ただし前髪がなくて五ェ門には見えない。作画失敗。
・玉山次元→イケメン。謎のオリジナル設定により、次元らしさ(ダンディズム)は皆無。
・黒木不二子→美女。格闘良かった。でも峰不二子って肉弾戦のイメージない。
・浅野銭形→ミスキャスト。序盤の賊に逃げられて地団駄を踏むシーンは良かった。全編英語でよかったのではないか。

あと、どう考えても必要ない配役と、どう考えても必要ないセリフと、どう考えても必要ないシーンを削ってほしい。監督を換えてください。というわけで事前に「Zアイランド」を観ておくのがおすすめです。