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残業(トナカイ)のことを語る

さて、「進撃の巨人」昨晩観了。

結論から言うと、原作の設定やキャラクターを愛してやまない人にはつらい体験になりそう。単行本購入を途中でやめて、テレビアニメ25話までのストーリーしか把握していない自分にとっては結構面白かったです。後編を観に行くかは微妙なところ。

○良かったところ
・超大型巨人は半ばCG、その他小振りな巨人は実写特撮という住み分け。小振りな巨人との戦闘がほとんどなのでほぼ特撮映画なのですが、怪奇映画のようでもあり、原作で巨人が初めて登場した時の禍々しさが出ていたし、進撃の巨人を実写でやるとはこういうことだ!という気概を感じました。
・人物関係、性格の変更について、たまむすびでの町山さんの発言によると、諫山先生直々にエレンの性格を変更してほしいという申し出があったそうで。そういう大手術の割には比較的上手く纏まってると思う。
・桜庭みなみ
・原作にもある物語の大きな転換点に来て、なるほど三浦春馬は「顔」で起用されたのかなって思いました。原作のエレンより、よく似ている。

●悪かったところ
・立体機動。全部が全部そうしろとは言わないが、少なくとも1~2シーンは出来ればアメージングスパイダーマンクラスのクオリティで立体起動描写をじっくり見せる場面を入れ込んで欲しかった。アニメの方には立体機動が爽快なシーンってあったと思うのよ。残念。
・よって、凄腕兵長のはずの長谷川博己が今ひとつ凄そうに見えない。ただの嫌味なやつになってしまっている。もったいない。
・ヒロインが魅力的でない。原作との乖離がもっとも激しいキャラクターなので、エレンの行動の原動力であり物語を牽引する存在として扱うには、新しい設定を浸透させるためのエピソードがもう少し必要だと思う。原作の偉丈夫で病的なミカサを見たかった人は、この点だけでこの映画に落第点を付ける要因になると思う。この人物こそ名前を変えるべきだったのでは。
・それに比べて石原さとみですよ。過去見た石原さとみの中で最も素晴らしい石原さとみだと言っても過言ではないが、他の主要キャラクターが性格や設定の大幅変更を余儀なくされる中、石原さとみだけは原作に忠実な異常テンションで、それは暗に演出の足並みが揃ってないようにも見えました。なんでお前だけ原作通りなんだよ。高層ビルの屋上でシャレオツな玉山鉄二の作った手料理をほおばりながらルパン三世の物真似をする小栗旬問題。

いろいろ書きましたが、要約すると特撮がすごかった点と立体機動だダメだった点の2点に尽きます。
個人的には、序盤で守備隊の隊長をやっているピエール瀧が部下に大砲の砲弾を込める指示をする場面で、いつ『ぶっこんじゃえよ』って言うか気が気でなかったです:;(∩´﹏`∩);: