大学を卒業した時期は田舎だから程度は知れていたとはいえ、景気のいい頃で今ふと思い出したけどANAやJALの求人もあった。
そんな中、公務員なんて地味な仕事の代表に見えて、役所に勤めていた叔父に『うちくれば?』なんて言われても、そんなつまらなさそうで地味な仕事・・・と思ったあの頃の自分の頭を張り倒しにタイムマシンに乗りたい。
今なら・・・と夢想する。
昇級なんかどうでもいいけど、役所の片隅でひがな同じように書類を作り、いるんだかいないんだかわからないような存在になりたい。
チャイムが鳴ったらそそくさと帰り、そこからと週末と年休がが私の時間。
変身して過ごすのさ。
そしてまた目立たずに役所の片隅で過ごしてる迎える定年。
実際の公務員には殴られそうだけど、妄想ですので怒らないでね。
しかし、私の友達は農水省に入ったものの一年足らずで辞めてしまい、同じく地方公務員になったのに一年で辞めた学生時代からの恋人と結婚して、ふたりで彼の実家のワサビ農家を継いだ。
今じゃふたりでいろいろ研究して、ワサビ農家では有名な存在になってる。
彼らを見ていると、名より適職とは思うのだけと、やっぱりね今でもね、あのとき叔父が入れてくれようとした役所に入っていたら・・・って思っちゃうんだ。
妄想ね。
割りきって公務員という職の安定を基礎にして、自分自身の気持ちや生活を豊かに送れる環境ってどんなんだったろってね。
今でもね、妄想しちゃうのよ。
