YouTubeで「NPO法人科学映像館」という昭和のドキュメンタリー映像をそのまま流しているチャンネルを見つけて見入ってしまった。当時の日本の都市や田舎の風景や暮らしとともに科学技術(企業のプロモーション的な側面もある)について知ることができて興味深い。で、前々から高度成長期の日本のドキュメンタリー映画はテーマに関わらず「なぜか不穏で暗い」という印象を持っていたんだけど、その理由は「当時のイケてる音楽が前衛音楽だったからだ」と猛烈に気づいた。つまり、不穏で暗く意表を突いた音色の前衛クラシックが、当時は未来の暮らしや先端技術を表現する手法として一般的だったけれども、今から見ると異常にしか見えないのだ。このような文脈を忘れると、一気に意味が分からなくなるものが世の中には数多くある気がする。そして、上手く言えないけれども、こういう「そもそもどうしてこうなったんだっけ?」的なことを深く考えることが個人的に大事になってきているような気がするのだった。
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