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ひとりごとのことを語る

私の通った小学校の今の校長が定年になるらしい。
仕事で関係のあった、父と他の有志が個人的に送別会をするんだって。
「今時珍しい先生なんだぞ」
「?」
「朝飯を食わしてもらえない子供がいてな、自分の金で校長室にラーメンや食べ物買って、毎朝食わしてやってる」
「朝は食べられないタイプの子じゃなくて?」
「親が、給食を食えばいいって食わせねぇんだってよ」
 
その親にも驚いたけど、自前で子供に朝ご飯を与えるような先生がいたことに驚いた。
昔の寺子屋では、勉強なんかしたって百姓の役に立つか!的親に、子供に食事をさせることで通学を納得させたりしたみたいだけど、現代にも寺子屋はあるんだなぁ…。
 
そして、その子はいくつなんだろう。
その校長が退職したら、だれかその子の心配をしてあげられるのだろうか…。
 
まともとなかったものと言ってしまえばそこまでだけど、誰か意思を引き継いでくれたらいいなぁ…と思うよ。

 
 
昔、ひとつ上の男友達から聞いた、彼の同級生の話話。
「あいつさ、家が複雑だから、遊びに来るときって、夏なら六時、冬七時には来るんだも」
彼の言葉に揶揄はなく、単に寝かせろ!とだけ言っていたけど、今思えばその彼も居場所のない子だったんだろうなぁ。
 
私の友達の両親は明るいひとで、訪ねた彼も普通にご飯にしていたらしい。
たまに、男友達が起きていくと、彼の両親と食後のコーヒーを楽しむ彼が居たそうだ。
素敵だなと思った。