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ゆきのことを語る

冬には石炭当番があった。
バケツを持って石炭小屋に石炭を取りに行く。
バケツは階段の下の物置にあり、引き戸の向こうは階段下で、天井が階段の裏だった。
生徒が歩くとぎしぎしと軋む音がして、二畳ほどの小屋の中は秘密基地みたいでわくわくして、小窓から入る光に光る埃を見ながら、いつまでも立ち尽くしていた。