個人的には、優れた作品を生み出す芸術家であることと、 その人物の人格的評価は、分けて考えるべきだと思っているので、 人格に問題があるからと言って芸術家としての資質を否定したりしないし、 優れた芸術家であることをもって人格的な問題を不問に付したりもしない。 優れた人格が作品に反映されている芸術家もいるだろうと 思われるかもしれないが、 そういう芸術家は、人格的美点を作品に反映させうる 優れた芸術的才能の持ち主であるということだと思う。