妄想映画館のつづき
いろいろな国の言葉で書かれた古い手紙には、時代や国は違っても同じ人間の苦しみや悲しみやささやかな幸せが綴ってあったの。ドリューはそれを何通も読んで、ある晩、その人に手紙を読んでって言われた時に、これまでのさも読んでいるふりでの楽しい作り話ではなくて、本当に手紙に書かれている、辛かったり悲しかったり少し幸せだったりする人々の話を読んだの。すると、その人は静かに涙を流すの。
間もなくして、その人は亡くなって、身寄りのないその人は名前もわからないまま共同墓地に葬られるの。ドリューがあの手紙が処分されてしまうことがいいこととは思えなくて、手紙を引き取りにその人の部屋へ行くと、手紙の束の上にその人がしていた指輪が置いてあって、ドリューはそれを自分の指にすると、手紙を抱えて部屋を出て行くの。
雪杯×すのう!のことを語る
