【「めぐり逢わせのお弁当」ネタバレ感想】
もし、あのおいしいお弁当を夫が食べていたら…っていうことを今日は考えていました。
あのお弁当、各々が用意したバッグに入っているということは、お弁当の取り違えはずっと以前からだったってことだよね。で、いつもお弁当を残していたのも夫じゃなくてサージャンだってことだよね?映画的にはあの日あのときあのお弁当が取り違えられた…ようなかんじだけど。あぁ、でも受け取る夫もサージャンもお弁当には無関心だったから、ある日違うバッグに入っていても気がつかなかったかなぁ。
まぁ、夫がいつも残していたのだとしても、サージャンが残していたのにしても、それまでのお弁当はおいしくなかったんだよね。
もし、あのお弁当が夫の元に届いていたら、イラと夫の関係も変わったのかなぁ。会社に人生に自分自身に愛想を尽かした男の心を変えたお弁当だもの。
それとも、家庭を失い孤独のうちに冷えきった心は溶かせても、家庭に飽きて別の刺激を求める心には届かなかったかなぁ。夫のためにと思っても、それを求めていない相手には魔法が通じなかったのかなぁ。
あの上の階に住んでいるおばさん、イラにとっては何でも知っていて、なんでも出来る、それこそ魔法使いみたいな頼りになるおばさんだったんだと思う。だけど、本当の…っていうか、ある面からみれば、おばさんは夫の見つめるファンに縛られた、夫とファンのある部屋に閉じ込められた存在なんだよねぇ。それに気づいた時、イラはどんな気持ちだったろう。
でも、おばさんはそれだけじゃないんだよって、思うんだけどなぁ。でも、イラにはそうは思えないよなぁ。おばさんの魔法のレシピは本物だった。それは本当なんだけど。
それにしても、イラはずっと料理が下手だったのだろうか。というか、余裕がなかったんだよね。子育てで。お弁当も奇跡の確率ですれ違ったのだろうけど、イラと家族だってすれ違ってすれ違って今があるんだと思うんだよなぁ。
