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雪杯×すのう!のことを語る

『聖なる怠け者の冒険』森見登美彦著のネタバレ感想〜1〜

あとがきより
・2009年6月〜2010年2月まで朝日新聞夕刊で連載されていたものの全面改稿されたもので「まったく違う小説である。」とのこと。
・「宵山万華鏡」「有頂天家族」と「さまざまな水面下での繋がりがある。」とのこと。

・『宵山万華鏡』『有頂天家族』とも確かに重なっているところが多いけれど、登場人物の雰囲気や一部構成など『四畳半神話体系』にも結構似ているかなぁと思いました。
・けれども、これまでの作品とはずいぶん違うなぁと思うところも多かったです。これまでの作品では登場人物の心情は「ほろり」とか「じーん」という伝わり方で、「ひりひり」したのは『太陽の塔』と『恋文の技術』でちょっとばかり…くらいだったのです。でも、『聖なる…』では、登場人物の心情が生々しいというか、ひりひりするというか、踏み込んで書いてあると言うか、そういう印象を受けました。
・ファンタジー部分の描かれ方も、これまではふわっと下りて来たり、するりと入り込んできたり、うっかり迷いこんでというふうな展開だったと思うのですが、今作では実体をもって浸食してくる、何か重さがあるように感じました。

つづく