id:a-cup-of-snow は
雪杯×すのう!のことを語る

【『そして父になる』ネタバレ感想】
辛いお話だと思って観に行ったら、ずっとほんのり笑顔で観ていられました。それは、子供とリリー・フランキーの存在のためでした。
親が子供を取り替えるべきか、今の子供への愛情をどうしたらいいか悩んでいる間、子供は何も変わらず、ずっと親のことを愛しているんですね。子供をどう愛するかということじゃなくて、子供にずっと愛されていたっていうお話でした。子供たちの愛情がいつもそこにあったので、どの場面を観ていても、辛い涙を流すことはありませんでした。
で、リリー・フランキー演じる斉木さんなのですが…。この人も、人を恨む、憎む、嫌うことができない人なんですね。話し合いの場に遅刻してきては、毎回同じようなふざけた言い訳をするのも、その場の雰囲気を和ませたいから。すぐに慰謝料の話にするのも、憎しみをお金に転嫁してしまいたいから。福山演じる野々宮のことも、会った時から好きなんでしょうね。だから、カッとなって手を挙げても、ぽんと頭に下ろして労るように許してしまう。
子供が無条件に注ぐ愛情と、大人(斉木さん)が憎むより愛することを選んで生きて、それが許すことを教えてくれる。そういうかんじがしました。
苦手なタイプに映画だと覚悟して観に行きましたが、観てよかったです。
リリー・フランキーもきら…好きじゃないけど…よかったです。