【「セデック・バレ」ネタバレ感想】
映画の内容がどうこうというより、本当に個人の感想です。
こういう映画が台湾、香港、韓国、日本のスタッフで作られるということがすごいなぁと。台湾で上映されているものと同じものが日本で上映されるということが嬉しいなぁと思いました。同時に他の国ではどういう編集だったのかなぁという興味もわきました。
こういうことが出来る人たちがいるのに、その一方でもめ事を起こす、起こし続ける人たちがいる。それがとても悲しくて、第一部のED観ながら泣きました。
蜂起したセデックの戦士たちは、全滅することで掟を守ろうとしました。彼らが背負っていたのは自分の命ではなく、セデックの文化でした。その戦士たちを女性たちは支えますが、同時に「何故こんなことを」と叫びもします。
どこにも所属しないで生まれる人間はたぶんいないと思います。個人と、その人が育まれた文化は切り離しては考えられないものでしょう。けれど、文化を守るために全滅するという考え方は、一人一人が個人として考え決断したものでしょうか。
この映画は日本の統治下にあった台湾で起きた抗日暴動を描いたものですが、日本の植民地政策を非難するだけの作品ではありません。ここ描かれる日本人、セデック族、どちらにもある種の危うさ(今も社会に人の中にある)が潜んでいるように思います。
雪杯×すのう!のことを語る
