id:a-cup-of-snow は
雪杯×すのう!のことを語る

【『建築学概論』ネタバレ感想】
男の子は大学生になって、生まれた時から住んでいる町の外、気の置けない幼なじみとは違う人間関係、それまでより広い世界での自分を発見する。
女の子は大学生になって、生まれ育った島を出て、早々に挫折し、わかりやすい憧れを求める。
そういう季節に出会った二人がどちらも繊細で切ない。男の子は彼女に出会って傷つく事を知り、女の子は傷ついた心を背伸びでごまかしている中で彼に出会う。
彼らが再び出会うとき、彼は故郷を離れ、母と別れて新しい歩みを、彼女は故郷へ戻って、人生をやり直すことを望んでいた。交錯しては離れる二人には恋というだけではなくて、なんていうか或る季節、それまでを見つめ直して歩き出す季節のようなものを感じる。
台詞がどれもよかったなぁ。彼が彼女と婚約者を「気が合うなぁ。」っていうところとか、婚約者の「(何の話をしていたか)あなたの話。」っていうまでの台詞の運び。あと、彼の幼なじみの「キス」の説明とか。再び出会って、再び別れるとき、彼らはかつて言葉にできなかった事を伝えることができて、あのときとは違うキスをする。
二人の大学時代と現在を別キャストにしたところとか、計算だよねぇ。よくできてるなぁ。EDのあっさりさ加減とか。やられたーってかんじです。