*〜 その後のザネリ 〜*
あれからだいぶたってから、ザネリは学校へ戻ったけれど、誰もが彼を腫れ物に接するように扱いました。ザネリはしばらくはそれまでと同じように、癇癪を起こしたり、意地悪をしたりもしましたが、だんだんそういうことはなくなり、一年も経つ頃にはこれといって目立つこともない、ごく普通の子供になりました。
誰も予想しなかったことですが、ザネリは上の学校へ行き、勉強して大学へも行きました。卒業すると村へ戻って来て、学校で働くようになりました。
ザネリはいつも、カンパネルラのことを考えていました。カンパネルラが考えるであろうことを考え、するであろうことをしてきました。子供の頃は、それは簡単なことでした。でも、大人になればなるほど、それはとても難しいことになりました。
ザネリは村の教会で、一人のシスターと出会いました。ザネリは初めて自分の今までのことがらを打ち明けました。何時間も何日もかかりました。シスターは何も言わず話を聞いてくれました。
シスターは、とうとう何も言ってはくれませんでしたが、それからザネリは毎週教会に通うようになり、やがて洗礼を受け、最後は十字架の下に眠りました。
カンパネルラはそこにはいません。でも、それでいいのです。
雪杯×すのう!のことを語る
