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くたびれ はてこのことを語る

「おじいちゃん、のどに詰まらせるからうどんやラーメンにしてるの」
と継母が弁解気味に自己申告してきたので
「それだとビタミンやカルシウムが摂れないね。骨折後なのに」
と言ったら
「もう歳だからビタミンもカルシウムも吸収できないんだって」
とさもお医者様が言いました風に言ってきた。
こういうときどういう顔をすればいいのか本当にわからない。
父一家が祖父をなぜそんなに嫌なのかも感覚的にはわからない。
でもわたしがかつて同じくらい継母に嫌われていたことを思い出すと状況は理解できる。

祖父は100歳まで生きると言っていたのに、今では会うたびに98歳までだ言う。
でもわたしには祖父は97年生きたからもう十分とは思えない。
オイルヒーターの仕組みやパソコンのしくみ、デジタルカメラの仕組みに目を輝かせる祖父。
「まだまだ知らんことがいっぱいあるねえ。こりゃ勉強せんといけんねえ」
と向学心に燃える祖父。それに苛立つ父と継母。

祖父はこれまで一日おきに点滴を打ちに行っていて、それで栄養が摂れていたと思う。
そして週に二度は介護施設で栄養士が作った食事をしていた。
いまどうやって祖父に栄養のバランスが摂れた美味しい食事を届けられるんだろう。
継母の機嫌と面子を潰さずに。父と継母の不機嫌は祖父に
「はてこ、もういいよ。お帰り」
と言わせる結果になる。ほんと困る。
困るけど寝食削って機嫌取って人目を忍んで祖父の部屋へ行って、帰ってきた。

もうやだと思うけど、わたしがいなくなっても祖父にとっていいこと何もないからな。