先日去る遠縁の親戚が亡くなったと聞いてもちおと二人ご位牌に手を合わせに行ったのですが
茶の間にしつらえられた祭壇の横のテレビボードにずらっと金文字のスカトロDVD(一部奴隷モノ)が取り揃えてあり
こここれは故人のコレクションでございましょうか
と夫に耳打ちし、二人で困惑していたところ、どうやら持ち主らしき方がお帰りになりました。
ああ、なるほど、あなたが。
と、何かとても腑に落ちる雰囲気の方でしたが、ほっとするどころかわたしの緊張は一気に高まりました。
わたしはご挨拶ののち丁重にお悔みを述べてから礼儀正しくほがらかに会話を続けましたが
そっと体をもちおの後ろに寄せ、角度的に目が合わないようにせずにはいられませんでした。
幼いころ祖父に連れられて祖父の戦友の家を訪ねたとき
すっかりお爺さん世代であるその方の書斎にハードな緊縛系雑誌が床にまき散らされていた
あの日に勝るとも劣らない衝撃がありました。
茶の間に置くな。
