もちおはお金はあればあるだけ、手にしたら手にしただけぱああ!と使ってしまう。
自分が使うだけじゃなく人にも使ってあげたがる。たぶん財布からいくらか抜かれても気づかない。
もちおは高校時代3年かけてバイトで貯めた三桁の額を預けていた母に使いこまれるという経験をしている。
もちおはこの件で母を爪の先ほども恨んでいない。
兄弟の学費のためと言われプロキックをあきらめ帰郷して月々10万渡していたころもあった。
もちおはこのことを誇りに思いこそすれ、そして兄弟たちがそれを知らないことをさびしく思いはしても恨んでいない。
使われても気にしないし、使ってもらっても気にしない。それがもちお。
わたしだったら総額いくらか計算して、お金に困ったとき「あの金であれが買えた」と考えると思う。
はてこママンがはてこダディをだまくらかして育てていないはてこの養育費をせしめていたことを忘れないくらいだ。
そしてわたしはいつも、結婚以来もちおがわたしにかけた生活費を総額いくらくらいか考え続けている。
そのうち家事労働で相殺できる額はどのくらいか、どこまでが妥当な線か考えている。
それを超えた分をいつか自分で稼いでそれをもちおに返したいと思っている。
使いこまれたら恨みに思い、使ったら後ろ暗く思う、それがはてこ。
わたしには「親父の金は俺の金、息子の金も俺の金」で、せしめたお金を見知らぬ人にじゃんじゃん使う父がいる。
父ともちおは人のお金と自分のお金の区別がないという点で似ている。
もちおはわたしのお金を使うなんてありえないと思っているけれど、生活費と小遣いの境目がない。
そして境目をつけようと必死になっている妻を心底うとましく思っている。妻も境目をなくして使うべきだと考えている。
