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くたびれ はてこのことを語る

「はなたれ小僧さま」というお話がある。

正直で働き者のおじいさんが、売れなかった薪を龍神さまに捧げ、何でも出してくれる不思議なはなたれ小僧さんがやってくる。日に三度、取れたての海老なますをお供えするだけで何でもほしいものを出してくれる。おじいさんは大金持ちになり、やがて海老なますを三度お供えするのがたいそう億劫になり、もう何も要らないので帰ってくれと小僧さんに言うと、小僧さんはズズーっと鼻をすすって家を出て行く。その瞬間これまで出してくれたものがすべて消えておじいさんは元の貧乏暮らしに戻る。

何もやりたくない気持ちになるといつもこの話を思い出して、日々の決まった家事をする。人生で役に立った昔話ベスト5に入ると思う。