朝起きると眠くて朦朧とするんですけど、お弁当画像を撮るころには目も覚めて「ようし!今日も一日がんばるゾ☆」ってな勢いで残り湯をバケツで汲んで洗濯したり、流れで風呂掃除を始めてそのまま拭き掃除に入ったりしてあらやだあたしったら働き者じゃない、この調子で夕方まで行けたらあれとこれとそれも片付くし、まあそこまでは欲張りすぎでも今日こそあれとあれは片付けなきゃだわなんて鼻唄混じりに皿を洗いながらついつい大それた夢を思い描いてしまうのですが、だいたい7時過ぎから身体が重くなって来てですね。半をまわる頃には酔っ払いと同程度の身体能力しかないわけですよ、ほら丑三つ時にやっと眠ったばかりだから。
こうなるともう自動車はおろか自転車もこげませんし外へ出てモノにぶつからず真っ直ぐ歩く自信がないので役所銀行郵便局はみんな午後、お買い物は通販限定、むしろ判断力鈍ってるから買い物厳禁。色々な意味で家で大人しくしていることが肝心です。
あまり知られていないようですが家事は判断の連続、台所は危険がいっぱいなので、朝から興が乗っていても酔っ払い状態では火を使うのはもちろん刃物を扱うのもいけません。油でも水でも皿でも触れば床にこぼし落とし割りぶちまけたりしますし、この頭じゃ家計簿も意味不明、雑務も何が何やらです。これは要るんだっけ、要らないんだっけ、ときめかないから紙ゴミかな?でも個人情報だから破いて捨てないと。あれ、捨てていいんだっけ?そんなこと酔っ払いに判るわけないよ!
床掃除くらいは出来ますが仕上がりはやはり酔っ払いに床掃除をやらせるのと同程度、日用品の片付けと洗濯ものを畳むのが関の山というかそれすらももう吹雪で前が見えない。もう寝るしかない。眠るしかない。お腹も空いてきたし二度目の洗濯ものがまだ終わらない、でも寝るしかない。横になって眠気さんのお出でをお待ちするしかない。ああ、眠りよ。来れ、甘やかな眠りよ。それがだいたい8時。
ところがここからがけっこう長くかかりましてね、輾転反側している間に9時をまわり10時を過ぎ「ん?寝てたのか」なんて二度寝破り王からの電話や元気よくセールスのチャイムが鳴り始める時間に。朝寝魔多し。夜勤明けのみなさんお疲れさまです。昼前までに何とか眠らないと変なバイトが出来ない!いや出来るけど泥酔状態で仕事にならない!早く!急いで眠らなきゃ!しかし眠りというのは焦ってぴりぴりしている人を敬遠し、ゆったりぼんやりしている人を贔屓する傾向があります。
そのようなわけでいま正に泥酔者並みの身体能力、判断力、知覚力、二日酔いに似た気持ちの悪さをもってこの文章を書いているわたしにはこれといった結論や落ちを考え出すことは難しいのですが、たったいま隣の部屋の住人がやって来て「今日から部屋の改装工事をしますので五月蝿いですがどうぞよろしく」と言って帰りましたので、でっかいBOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンをして眠ろうと思います。さよなら、寝返りの自由よ。おやすみなさい。
