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くたびれ はてこのことを語る

福岡に来て間もない頃は博多の女性の思い切りの良さ、お洒落するわよ!という照れのなさに好感を持った。
すかしてない。老いも若きも高価な服でもチープな服でもポイントがはっきり入った服が多い。
でもあるときふと、女性の服装の傾向がいかに女性であるかに重点があることに気づいてから複雑な心境。
若い子がする服装、女性特有の服装であることが、全体のまとまりや個性との調和より重視されているように見えた。

先日東京へ行ったとき、電車の中で、街中で、女性たちの服装や立ち居振る舞いを見ていた。
いままで意識していなかったけれど、東京の女性はいろいろな服を自由に着ている。
おしゃれな人もそうでない人も。
「わたし、女性です」という非常口みたいに分かりやすい印がこちらより少ない。

ボーイッシュ、マニッシュな服を寒色でうんとかわいらしく、女らしくまとめている人もいる。
中性的な服をシックにまとめている人、ヨーカドー・イオンテイストの服を実用的に着ている人。
それでも女性として自分を卑下しているわけではない。当たり前のことだけれど。

下妻物語の桃子のような誇張された少女趣味であるロリータファッションを好む人はいる。
でもあれこそは男性受けより自己満足が最大限重視される世界だから、むしろとんがっている。
そういえばこちらでまだロリータの人を見かけない。
街中で手をつないで歩いている男女も少ない。先日一組みかけたけど、男性は白人だった。

東京では麻のパンツに白のブラウスで歩いていても特に自分が「女を捨てている」ような違和感は感じなかった。
同じ服装で福岡空港を降りて天神を歩いたら、まったく違う感じがした。
そしてその足で美容室へ行ったら、なんかこう、ちっともかわいくもきれいでもない髪形になった。
きちんと切れている。でもただそれだけの髪型。もちおにたいへん不評。
「嫌がらせでわざとやっているんじゃないのか」「かわいさがちっとも表現できてない」
ともちおは言った。もちおの言うかわいさは博多スタンダードではないから、あの美容師ではダメかも。