弟の彼女と美容師のお姉さんは容姿はまったく似ていないのに話し方や雰囲気が似ている。
と、思ったら、そういう女性は街中にも人の家にも大勢いらっしゃるのだった。むしろデフォルトなのか。
独特の高くて甘い声とはにかみ笑い、天然っぽい世間知らずな受け答え。でも仕事はめちゃめちゃ出来る。
そして二人になると、ときどきぐっと低い声でブラックなこと、呪詛めいたことを言う。
なんかこう、一生懸命女性をやっていてストレスたまってる感じがする。
東京で女性たちは女性同士、あるいは一人で自由にお茶を飲んだり歩いたりしていた。
子育てを終える世代でも孫の結婚式に出る世代でもそんな人は珍しくない。
おしゃれしてもしなくてもいい。しても非難する筋合いはないし、しなくても眉をひそめる人はいない。
風通しがいい。これまで特に意識したことはなかったけど。
考えてみると弟に大泉洋でも意識してるのかというようなパーマを当てたのはあのお姉さんなのだ。
弟が円形脱毛症を隠しているといった事情でもない限り美醜の感覚が違っていても不思議はない。
バリカンで刈っても同じぐらい短くしている父、白髪染めメインの継母もカットにこだわりないと思う。
昨日ずしょさんが「おれこの14年間、初めてでない散髪屋に散髪しに行ったのは2回だけだな」と言っていたので、この際つぎつぎ知らない店で切ってみてもいいかもな、と思った。
