「死んでるものは捨てちゃっていいから!」
と宣言して出かけていった継母の言葉を頼りに実家の食品庫、冷蔵庫、調味料棚の死蔵品を片付けさせてもらった。
明らかに賞味期限切れのもの、今後消費される可能性のないもの、今となっては人体摂取が推奨できないものを処分。
贈答品、旅行土産、流行りもの調味料や大量購入された乾物などに
「豊かな気持ちをありがとう」
と言いながらパッケージを破り、中身を空け、ごみを分別。
これまでの片付けの実績を買われて晴れて主婦から公の許可をもらったものの、
魔窟の呪いにかかった現状維持教の継妹が片付け抵抗しまくり、ステップファミリー形成史上最悪の雰囲気になった。
片付けにこのような地雷付き物なのは義実家の片付けでも経験済み。
関係性の危機を白日の下に晒す片付けの魔法。
でもコリドラスはてこは習性としてある程度長居する場所では片付けをせずに生きられないんです。
入り混じったものを見たら分類し、箱を見たら活用場所を探し、ごみを見たら分別せずにはいられないんです。
辛いとき、悲しいとき、腹立たしくやりきれないとき、緊張しているとき、住み慣れた家を離れているとき
そっと片隅を片付けて小さな秩序を取り戻すことがどんなにわたしの心をなだめてくれることでしょう。
片付けが人の神経を激しく逆なですることがあることについては、よく存じ上げておりますが。
