14歳のときに読んだ復刻版ひまわりの中に、仕掛け満載の3畳の部屋が出ていた。
奥行きのある細長い部屋で、恐らく縦270cm、横180cm。正面には腰の高さからの窓。天井には天窓がある。右手の壁には鏡がかかっていて、手前には3段ほどの抽斗がある。これはドレッサーとして使う。左手奥に半間の押し入れスペースがあって、その凹みを利用して上に戸棚、下に本棚が。本棚から向かい側の抽斗の上に板を渡すとはライティングデスクになる。
左手押し入れ部分は中段の板を抜いて上はカーテンをつけてクローゼットに、足下の部分に抽斗がついた引出し式のベッドがあり、夜になったら引き出す。枕元の本棚の足下部分には小さな板があって、パタンと手前に倒すとベッドサイドテーブルに。右手の壁には足踏みミシンまで仕舞われている。
完璧だ。この小さな部屋があれがわたしの憧れの原点になった。
でももちおは絶対にそんなコックピットみたいなところには住みたくないんだってさ。
