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くたびれ はてこのことを語る

昔のママンの手作り品があんなに窮屈だったのは、手放してみて思うけれど、あのころママンは自分の理想の娘のために想いを込めてあれこれ作っていたせいじゃないかなと思う。それはいまのわたしには苦しいことだった。

いま母はいまのわたしにあの時のような夢を抱いていない。それでもモノにはよくも悪くも当時の母の想いが籠もっていたように思う。

そして写真を整理していてわかったけれど、わたしもありのままの、そしていまの両親じゃなく、こうあってほしかった、当時のわたしの目から見た当時の両親を、自分が思う理想の親と比べて見ていたところがあった。それは両親にとっても苦しいことだったと思う。長い時間をかけてやっといま目の前の親に接することができるようになったように思う。やっぱり手放してよかった。解ける必要のある魔法だった。