アニメはいつまでも続くと思っていた。アイドルはいつまでもアイドルだと思っていた。
ドリフターズもひょうきん族もいつまでもやっていると思っていた。
自分が見なくなっても、ずっと続いているのだと思っていた。
あのころは長寿番組が多くて、再放送も多かったせいかもしれない。
週末は「連想ゲーム」を見ている祖父母が、永遠に隣に暮しているような気分でいた。
いつまでもはらたいらが「クイズダービー」に出ていると思っていた。
「YOU」が「土曜クラブ」に変わったとき、こんなのおかしいと思った。
あのころわたしは世界が普遍でないことに気がつき始めたんだと思う。
